パニック障害は不安障害の一種
パニック障害と不安障害というのは、よく同じ病気として捉えられてしまいます。
しかし、
パニック障害と不安障害は同じ病気ではなく、不安障害の種類の中のひとつがパニック障害です。
不安障害を細かく分類すると、「パニック障害」「恐怖症」「強迫性障害」、そして全般性・一般身体疾患・物質誘発性・特定不能の不安障害になります。
また、近年注目されている、犯罪や災害などによって起こる外傷性ストレス障害、いわゆる「PTSD」というのも、不安障害のひとつです。
つまり、不安障害というのは、「不安」というものによって起こる症状の病気の総称なのです。
不安障害は、病名からもわかるように、トラウマや体の病気、なんらかの物質によるものが原因で発症します。
パニック障害は、不安障害の中でも、本当に「不安」を発端として現れる典型的な不安障害です。
パニック障害の原因が詳しく解明されていないように、不安障害の原因も解明されていません。
というのも、不安障害やパニック障害は精神疾患だからです。
精神疾患というのは、身体的なこと、心理的なこと、そして社会的要因が複雑にからみあって発症します。
以前は、精神疾患は心理的なことや社会的要因が原因と考えられていました。
それが、ここ数年の研究の結果、脳の機能異常によって起こるということが分かってきたんです。
だからこそ、原因を特定することが難しく、なかなか決定的な原因が解明出来ないのですね。
しかし、基本的に不安障害は治療をしないと治らないので、パニック障害もきちんとした治療が必要です。
不安障害の一種関連ページ
- 芸能人の事例
- パニック障害になってしまった芸能人は、意外にカミングアウトしている人多いんですね。