パニック障害に早く気づきじっくり治療する
パニック発作は、疾患がないのに、突然動機、呼吸困難、冷汗、めまい、ふらつき、震え、意識の消失などが生じることです。
パニック発作を繰り返し、不安を感じ、外出が困難になることをパニック障害といいます。
発作が起きたことがある場所と、人ごみなど特に発作が起きると支障がある場所を避けるようになります。
発作が起こると、何らかの疾患があるのではないかと思い、検査と診察を受けますが、原因が見つかりません。
それがさらに不安を生じさせ、症状を悪化させ、うつにつながることもあります。
外出できない患者さんに周りの人が同行することは役立つそうです。
これはセロトニンという脳内の伝達物質に関連することが分かっています。
そのため、セロトニンの濃度を高めるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬が治療に用いられます。
薬を数ヶ月飲むと発作はあまり起こらなくなり、不安が減っていきます。
徐々に外出距離を伸ばしていく行動療法が行われます。
恐怖や不安が増えないよう、薬は医師の指示どおり、徐々に減らすことが重要です。
パニック障害の原因エントリー一覧
遺伝は関係ある?
よく、病気が遺伝するということを聞きますが、パニック障害に関しても遺伝すると言うことを耳にしたことがある方もいるでしょう。確かに、パニック障害は家系によって、遺伝することが多く見られます。基本的にパニック障害は、男性よりも女性の方が掛かりやすいので、母親がパニック障害を持っている女の子はかかる可能性...
なりやすい人の傾向
パニック障害というのは、どんな人でもなる可能性を持っています。しかし、なりやすい人というのがあり、その傾向がある人はさらにパニック障害になる確率が高くなります。まず、男性と女性の割合で見てみると、女性の方が男性よりもパニック障害を患っている人が2倍から3倍もいます。単純に言ってしまうと、まずなりやす...
うつ病とパニック障害
うつ病とパニック障害というと、一見、まったく正反対の症状が出る病気にように思えます。しかし、パニック障害によって、うつ病を併発してしまうことがあるのです。パニック障害というのは、その人が苦手とする環境に置かれたとき、自分の感情や行動をコントロール出来なくなる障害です。動機やめまい、激しい嘔吐などの症...