不眠
不眠というのは、パニック障害の認定症状というものではありません。
つまり、
不眠になるからと言ってパニック障害とは限らないのですが、パニック障害の方で不眠を訴える人が多いのは事実です。
しかし、パニック障害による不眠というのは、普通の不眠とは違います。
普通、不眠と言うと、「眠りたいのに眠れない」「全然眠くならない」など覚醒時に感じるものです。
でも、パニック障害の不眠というのは、眠っている時にパニック障害の症状が起こるため目が覚めてしまいます。
寝ている時にパニック症状が起こる頻度というのは、人によってさまざまですが、これがパニック障害の不眠です。
また、眠ることに対しても、だんだん不安を感じるようになり、不眠になってしまうのです。
逆に、不眠症の人がパニック障害を併発することがあります。
眠れないということに不安を感じたり、眠れないというストレスが精神を圧迫して、パニック障害を引き起こすのです。
不眠症の人がパニック障害を併発する割合は、なんと50%というのですから、かなり高いと言えます。
もし、眠っている時にだけパニックの発作が起きる場合は、専門機関での検査が必要となります。
終夜睡眠ポリグラフ検査という方法で、疾患を鑑別するのです。
睡眠時のパニック障害の症状の中には、呼吸困難の発作もあるので危険です。
パニック障害で不眠になっている場合は、薬物療法で治療をしていくことが出来ます。
ですから、まずは医師に相談をしてみて、危険な状態は回避するようにすることが大切です。
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