パニック障害 体験

パニック障害とつきあっていく方法

学生の頃から、すごく稀にうとうと寝てふと目が覚めたとき、急に心臓がぐるんとまわったようになり呼吸が乱れ息苦しくなってドキドキするということがありました。

 

身体検査などの際にその症状を話しても特にカラダに異常はなく病気ではない。

 

なにか精神的に不安なことがあったり睡眠不足なんかが影響してるかもしれないから、しっかり食べてしっかり寝なさい。

 

そんなアドバイス程度で終わっていました。

 

私自身も疲れてるのかな?くらいでやりすごしてきたのです。

 

それが病名をつけるなら、「パニック障害になるかもしれない」といわれたのは、ダイビングをするようになってからでした。

 

ダイビングのライセンスを取得して、潜る回数をふやしつつ深度を深めていく中で ディープダイビングと呼ばれる40m付近に達したときのこと。
それまでなんともなく潜っていたのに、急に酸素を吸うこともはくこともできなくなり、もがき苦しむ状態におそわれたのです。

 

他のダイバーをつれて前を泳ぐインストラクターに追いつき、ハンドサインで浮上を合図するけど、水深40mからいっきに浮上なんてできないんです。

 

肺が破裂しちゃいますからね。
だけどとにかく息ができなくて、くわえてる酸素のマウスをはずして深呼吸したいんです。海中でできるわけもないのに。

 

その時、インストラクターさんが、正面からむきあい、マスクごしにじっと両目を見つめ、手をつないだあと、息をすって、はいて、吸ってはいて、というタイミングをはかってくれました。

 

その間 おそらく2〜30秒だったと思います。ふぅ〜っと呼吸が楽になって、なんとか落ち着きをとりもどし、無事に浮上することができました。

 

その後、ダイビングができないかもしれないと思いダイバー仲間のドクターに相談をしたところ、

 

病名をつけるならパニック障害かもしれないね

 

といわれて、初めてそんな病気があることをしりました。

 

私の場合は、呼吸が苦しくなったり胸がドキドキしたりするのは、勝手に不安な状態を想像したり、危険を考えたりしたときに症状がでやすいことがわかりました。

 

また落ち着くには、とにかく意識して大きく深呼吸をゆっくり繰り返すこと。
もし近くに人がいたら、じっと目を見つめて呼吸をあわせてもらうことが効果的というのもわかっています。

 

パニック障害を完全に治す方法や決定的な薬はまだないとのことなので、致命的な状況をつくらないように、あわてずゆっくりつきあいつつ克服しているところです。

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