なりやすい人の傾向
パニック障害というのは、どんな人でもなる可能性を持っています。
しかし、なりやすい人というのがあり、その傾向がある人はさらにパニック障害になる確率が高くなります。
まず、男性と女性の割合で見てみると、
女性の方が男性よりもパニック障害を患っている人が2倍から3倍もいます。
単純に言ってしまうと、まずなりやすい人の傾向としては、男性より女性の方がなりやすいということです。
年齢別で見てみると、1位が20代、2位が30代となっているので、社会人になったばかりの人、そして、社会人に慣れてきた頃の人が多いようです。
ですから、女性で20代から30代の方は、パニック障害になりやすいと言えるでしょう。
もちろん、なりやすい人の傾向はこれだけではありません。
精神的なことも大きく影響するのがパニック障害なので、なりやすい性格というのがあります。
まず、神経質や心配性のような、細かいことをすごく気にするタイプの人。
そして、すごく責任感が強かったり、すごく真面目な人も、パニック障害になりやすいと言われています。
神経質や心配性の人、また、責任感が強い人や真面目な人というのは、ストレスを抱えやすい性格です。
パニック障害のはっきりした原因というのは分かっていませんし、脳の神経伝達物質が原因という説もあります。
しかし、患者の多くはストレスや疲労を抱えていることから、強いストレスや蓄積された疲労が原因とも考えられています。
ですから、ストレスを溜め込みやすい、神経質や心配性、真面目で責任感が強い人がなりやすいと言えるのです。
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